彼女と出会ったのは、僕がまだ20歳の頃だった。
そのとき彼女は22歳。ちょうど2歳年上で、でもどこか守ってあげたくなるような柔らかな雰囲気を持った子だった。
彼女は母子家庭で育ち、父親はもう何年も前に亡くなっていて、残されたのは彼女と41歳の母親だけ。
つまり、彼女の母親は当時、僕よりちょうど倍の年齢だったことになる。
最初は普通の恋だった。
でも年齢差があるせいで、どこかで「どうせ長続きしないだろう」という諦めのような予測が頭の片隅にずっとあった。
年下の男に本気になっても、いつか彼女の気持ちが離れていくんじゃないか――そんな勝手な不安と、
それに甘えてしまう自分への後ろめたさで、僕は本当の意味で真剣になれずにいた。
だからこそ、彼女との関係を母親に知られないように、すごく気を使っていた。
デートはいつも僕の部屋か、遠くの街。連絡も深夜帯に限定したり、写真を残さないようにしたり。
まるでスパイ映画の真似事みたいなことをして、必死に隠していたつもりだった。
でも実際は、彼女の方がよっぽど巧妙だった。
僕に合わせて「秘密の恋」を演じながら、その一方で何もかも母親に筒抜けに報告していたのだ。
後から知って、本当に驚いた。
彼女は僕の前では可愛く頬を膨らませて「絶対お母さんには内緒だよ?」なんて言っていたのに、
家に帰れば母親に全部話していたらしい。
初めて彼女の母親に会ったのは、クリスマスの直前の週末だった。
それまで何度も「一度会ってくれない?」と誘われていたけれど、
どうしても気が進まなくて、のらりくらりと先延ばしにしていた。
でもその年はクリスマスに「大好きな母親を一人にするのはかわいそうだから」と、
彼女に半ば強引に押し切られる形で、ようやく会うことになった。
玄関を開けた瞬間、予想外の印象だった。
彼女の母親は、年齢の割に本当に若く見えた。
化粧もナチュラルで、服装もすごくおしゃれ。
正直、初めて見たときは「30代前半かな?」と思うくらいだった。
そして何より、最初から僕に対して妙に打ち解けた態度だった。
「◯◯くん、いつも娘がお世話になってますね~」と、まるで前から知り合いだったかのように笑う。
後でわかったけど、彼女から僕の性格も、好きな食べ物も、どんなデートをしてきたかも、
ほぼ全部聞かされていたから、最初から「知ってる人」扱いだったわけだ。
それから不思議な関係が始まった。
最初は週末に彼女の実家に遊びに行くだけだったのが、
だんだん「泊まり」になり、
しまいには「三人でご飯を食べに行く」「三人で映画を見る」「三人で旅行に行く」なんてことが当たり前になった。
彼女と母親の仲の良さは、親子というより本当に姉妹みたいだった。
二人で笑い合って、冗談を言い合って、時には軽くじゃれ合ったり。
そんな光景を見ていると、僕まで自然と家族のような空気に溶け込んでいった。
正直に言うと、僕は彼女のことが本当に好きだった。
でも一緒に過ごす時間が長くなるにつれて、
母親のこともどんどん意識するようになっていた。
優しくて、気遣いが細やかで、時折見せる無防備な笑顔がすごく魅力的で。
でも「彼女の母親にそんな感情を抱くなんて最低だ」と思えば思うほど、
逆にその気持ちが抑えきれなくなっていく。
変な言い方だけど、もし最初に母親と出会って、そこから娘の彼女と付き合う流れだったら、
僕はきっと母親に恋をしていただろうな、なんてことを何度も考えた。
今のこの順番が、むしろ一番穏やかでバランスが取れているのかもしれない――
そうやって自分を納得させて、なんとか感情を押さえ込んでいた。
そんな奇妙な三人関係が続いて、ちょうど母親と知り合ってから1年が経った頃。
正月に彼女の実家で三人で過ごすことになった。
大晦日までは本当に平和だった。
三人で大掃除をしたり、スーパーに買い出しに行ったり、おせち料理を一緒に作ったり。
まるで本当の家族みたいに笑いながら過ごした。
そして30日の夜、彼女とはこっそり「今年最後のヤリ納め」を済ませて、3人で除夜の鐘を聞いた。
年が明けて、初詣の話から初夢の話になり、だんだんとくだらない話になっていった。
そして、いつものように少しずつエッチな話題に流れていったとき
突然、母親がポツリと言った。
「姫始めって、この後やるの?」
一瞬、時間が止まった。
僕は思わずむせて、咳き込んでしまった。
隣で彼女はニヤニヤしながら僕を見ている。
「どうするの?」って、明らかに楽しそうに聞いてくる。
僕が「どうだろ……?」と曖昧に返すと、二人は勝手に話をどんどん進め始めた。
彼女「ねえお母さん、姫始めっていつするの?」
母親「相手がいないもんね……〇〇ちゃん、相手してくれない?」
彼女「えーだめだよー! ……でも、まあ、いいよ」
僕と母親、二人して固まる。
彼女はさらに畳み掛けるように、さらっと言った。
「だって、お母さんもう彼氏作る気ないんでしょ?今までだって何人もけしかけたのに、ぜんぜん本気にならないし。だったら大好きなお母さんだから、〇〇ちゃん少し貸してあげてもいいかなって」
空気が一瞬、凍りついた。
次の瞬間、母親の顔が真っ赤になった。
僕も心臓がバクバクして、頭の中が真っ白。
でもなぜか口から出た言葉は――
「冗談でも、そんなこと言うなよ……(汗)」
彼女は目を細めて、静かに、でもはっきりと返した。
「冗談じゃないよ。前からお母さんのこと、すっごく大切に思ってるし、〇〇ちゃんは、お母さんのこと変な目で見ない――いや、見てるかもしれないけど、ちゃんと優しい身近な人だから」
僕は完全にパニックだった。
なぜか反論したつもりで、こう言ってしまった。
「そんなことないよ。俺だって男だから……◯◯さん(母親の名前)がきれいだから、ドキドキすることだってあるよ」
言った瞬間、後悔した。
でも彼女はニコッと笑って、
「だったらいいじゃん?」
僕は慌てて母親の方を見た。
「◯◯さんの意見、無視しないでよ……」
母親は、ただじっと僕を見つめていた。
「……」
彼女が最後に、静かに、でも力強く言った。
「お母さん、どうなの?私、前から二人ってすごくいい感じだなって思ってたよ。もし私が最初からいなかったら、絶対お似合いだったと思う」
母親は小さく息を吐いて、目を伏せた。
「……もっと若かったら、ね。でも、あなたと付き合ってるでしょ」
彼女は迷いなく、即答した。
「だからいいって言ってるじゃん」
僕と母親は、同時に言葉を失った。
「……」
部屋の中には、除夜の鐘の余韻と、三人の心臓の音だけが、静かに響いていた。
その瞬間、彼女が突然動き出した。
彼女は母親の肩を押さえつけるようにして覆い被さり、まるで待ち構えていたかのようにキスを始めた。
母親は最初、驚いて体をよじったが、さっきから少しずつ飲んでいたお酒のせいか、抵抗は弱々しいものだった。
家にいることが多くて普段ほとんどお酒を飲まない母親にとって、今日は珍しく少し酔いが回っていた。
彼女の手が母親の服に伸び、ブラウスを乱暴に引き上げる。
ボタンがいくつか飛んで、薄いカーディガンが床に落ちた。
僕はただ呆然とその光景を見ていた。
頭の中が真っ白で、何が起きているのか理解が追いつかない。
すると母親が、助けを求めるどころか、震える声でこう言った。
「……電気、暗くして」
その一言で、僕の理性が完全に飛んだ。
何も考えられず、言われるままに立ち上がり、部屋の照明を豆電球だけに切り替えた。
薄暗いオレンジ色の光が部屋を包み、まるで別の世界に変わったみたいだった。
彼女が僕の方を振り返り、静かに呼んだ。
「〇〇ちゃん、こっち来て」
彼女は普段、絶対にこんな大胆なことはしない女の子だ。
エッチのときだって、いつも恥ずかしがって目を逸らしたり、手で隠したりするのに。
それなのに今は、まるで別人のように落ち着いていて、どこか楽しそうにさえ見えた。
混乱と興奮と罪悪感がぐちゃぐちゃに混ざって、僕は言われるままにベッドに近づいた。
母親は僕を見上げて、か細い声で言った。
「……あんまり見ないで。優しくして」
その言葉を聞いて、ようやく少し冷静になれた気がした。
この状況はあまりにも異常で、壊れていて、でももう後戻りはできない。
僕は彼女に一度だけ確認するように視線を送り、「覗くなよ」と小さく言って、
母親の手を引いて寝室の方へ移動した。
寝室のドアを閉めると、静寂が訪れた。
二人きりになった瞬間、僕は母親の顔にそっと手を添えて、唇を重ねた。
最初は母親が息を止めて固まっていた。
でも僕が舌を滑り込ませると、堪えきれなくなったように小さな吐息が漏れて、口を開いてくれた。
そこからはねっとりとした、深いキスになった。
一度口を離して母親の表情を確かめると、目が潤んでいて、頬が赤い。
またキスをすると、今度は母親の方から舌を絡めてくるようになった。
「××(彼女)のこと、本当に好きだけど……お母さんのことも、好きです」
僕の言葉に、母親は小さく頷いて、「ありがとう……私も」と囁いた。
服を脱がせようとすると、母親は抵抗せずに体を預けてくれた。
ブラウスを脱がせ、ブラジャーを外すと、すでに乳首が硬く立っていた。
そこからゆっくり愛撫を始めると、母親は必死に声を抑えようとするのに、
小さな吐息や「あっ……」という声が漏れてしまう。
その声が、僕をものすごく興奮させた。
口を乳首から脇腹、へそ、そして太ももへと移動させていく。
母親は最後に、あそこだけを手で隠した。
恥ずかしそうに体を縮こまらせて、
「見ないで……恥ずかしい、汚いよ……」と小さな声で抵抗する。
でも僕はその手を優しくどけて、ゆっくりと口を近づけた。
舌を這わせ始めると、母親は声を殺しながらも、うなるような吐息を漏らし始めた。
指を一本入れてみると、
「怖い……優しくして……」と震える声。
でも僕は無視するようにゆっくり動かし続けると、すぐに体がビクビクと震え、母親は達してしまった。
そのあと、あそこを舐めた口のままキスをすると、嫌がる女性もいるからまずいかな……と思った瞬間、
母親の方からむさぼるようにキスを返してきた。
唇を離すと、母親は息も絶え絶えに言った。
「ありがとう……もう、これだけで十分……」
その言葉に、僕も「これでいい」と思って、
髪を撫でたり、背中を撫でたりしながら、ただ抱き合ってまどろんでいた。
すると、ドアがそっと開く音がした。
見ると、彼女がコンドームを手に持って立っていた。
明らかにバレバレの隠れ方だった。
「お母さん、まだ生理あるから、これ使って」
僕「もう終わったよ」
母親「ありがとう、××……」
彼女「えー、まだでしょ?」
僕「いや、もう本当にいいって。お母さん、逝っちゃったよ」
彼女「駄目。最後までやって」
母親「もういいよ……ずっとやってないし、最後までは無理だと思う……」
僕「お母さんはまだまだ若いから、そんなことないですよ」
彼女「でしょ?」
母親「そんなことないよ……〇〇ちゃんも、もう立たないでしょ」
僕「そんなことないです。今は落ち着いてるだけで……」
そんな「そんなことない」の応酬が続く中、
彼女が突然、僕の股間に顔を近づけて咥えてきた。
僕は完全にパニック。
母親は呆然としながら、
「……あなた、大胆ね」と呟いた。
彼女に完全に起たされた後、
ゴムを付けさせられ、彼女に「あそこ」を軽くはじかれて、
「ほらっ」と促される。
僕はもう限界だった。
「わかったから、出てけよ……マジで」
彼女は意外と素直に部屋を出て行った。
再び二人きりになった僕たちは、濃厚なキスを交わした。
濡りが足りないと痛いだろうと思い、たっぷり唾をつけてから、ゆっくりと挿入した。
母親は最初「怖い……」と体を固くしたが、意外と十分に濡れていて、
少し力を入れると、半分ほど一気に沈んだ。
「あっ……」
母親が小さく喘ぐ。
「大丈夫?」と聞くと、首を振って「大丈夫……」と息も絶え絶えに答える。
そのまま奥までゆっくりと押し込んでいくと、
「あーーー……奥まで来てる……」という声が聞こえて、
僕の興奮はもう抑えきれなくなった。
ゆっくり動かそうとしたけれど、すぐに激しくなってしまった。
母親は「久しぶりだから……優しくして……」と言ってきたが、
「痛いですか?」と確認しながらも、興奮が止まらずに腰を動かし続けた。
母親は何度か体を震わせて達しているのに、必死に隠そうとしていた。
それでも震えが止まらないのがわかった。
休ませてあげようと一度止まると、
「もうだめ……休ませて……」と言いながらも、すぐに感じ始めてしまう。
最後は、母親の「もう一緒に逝こう……一緒に逝こうよ……」という切ない喘ぎに、
かわいそうになって、僕も本気で激しく腰を振った。
「一緒に逝くから我慢して」
「早く……早く逝ってーーー」
母親が「駄目ーーーもう逝くーーーー」と声を上げた瞬間、
今までより強い締め付けが襲ってきて、
「俺も逝くよ」と言いながら、最後に深く押し付けて中に出した。
母親はぐったりと動かなくなった。
死んだように見えたけど、息はちゃんとしていた。
僕は優しく首筋に手を当てながら、何度も優しいキスを繰り返した。
母親は目を閉じたまま、目尻に涙を浮かべて、
「……ありがとう」と小さく呟いた。
その後、気づくと彼女が床に腹ばいになって覗いていた。
「お前、何覗いてんねん」と言うと、彼女はニヤニヤしながら一言。
「よかったね」
その夜、彼女は服を脱いで僕たちの布団に入ってきて、
三人でいろんな話をした。
話が一段落すると、彼女がまた咥えてきて、
「お母さんたちのエッチを覗いたお詫び」と言って、
僕と彼女のセックスを母親に見せながら続けた。
彼女はいつもの恥ずかしがり屋の姿はどこへやら、
信じられないほど大胆で、乱れまくっていた。
母親も「いつもこんな激しいセックスしてるの?」と驚くほどだった。
それからしばらくは三人同時ということはなかったけど、
彼女が生理のときは「母親に貸し出し」という感じで、
母親との時間を重ねていった。
半年くらい経つと、酔っ払ったときだけ三人でちょっとしたゲームの罰ゲームでエッチなことをしたり、
愛撫や見せ合いっこで楽しんだりするようになった。
我慢できなくなったら順番に部屋に行ってする、というルール。
旅行のときは部屋が一緒なので、じゃんけんやゲームで順番を決めて……。
この奇妙で、壊れていて、でもどこか温かい関係は、
これからも続くのだろうか。
正直、わからない。
彼女の言い分はこうだ。
「〇〇ちゃんの浮気防止」
「大好きなお母さんとの大事なものの共有」
「自分のエッチな願望」
普段の彼女も母親も、すごく大人しくて恥ずかしがり屋だ。
家(実家)でお酒が入るとだけ、別人のように大胆になる。
外ではお酒が入っても普通のままだ。
そして二人とも、無節操に求めてくることはない。
だから僕には、ほとんど負担にならない。
変な関係だけど、
今はこれが、僕たち三人にとっての「普通」なのかもしれない…


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