9月の台風が近づいていた、あの夜のこと。
今でも夫には言えないまま、心の奥にしまっている出来事です。
前日の夜は珍しく夫が早く帰宅して、二人でさっと夕食を済ませました。
お酒は控えめにして、テレビをぼんやり見ながらお風呂に入り、二人ともパジャマに着替えてリビングでくつろいでいました。
すると夫がソファに座る私の横に腰を下ろして、
「明日、会社の異動で送別会なんだ。ちょっと遅くなるかも」
と、少し申し訳なさそうな声で言いました。
そのまま肩を抱き寄せられて、私は自然と夫の胸に顔を寄せました。
パジャマ越しに伝わる体温が心地よくて、目を閉じると夫の手が私の頬を優しく撫でてきます。
そのまま自然と唇が重なり、最初は軽いキスだったのが、だんだんと深く、舌が絡むような濃厚なものになっていきました。
頬を撫でていた手がゆっくりと下に降りて、パジャマの上から胸の膨らみに触れてきます。
最近、私はこの部分を触られるだけで、信じられないくらい身体が反応してしまうんです。
特に夜はブラジャーをしていないから、余計に敏感で……。
夫の指が乳房を包むように揉み始めると、ピクンと身体が跳ねてしまいました。
乳首が硬くなるのが自分でもはっきり分かって、恥ずかしいのに気持ちよさが勝ってしまう。
(ここじゃ……だめだわ)
そう思っても、夫の手は止まりません。
私は少し息を整えて、
「ね……寝ましょう?」
と夫の手をそっとほどき、立ち上がりました。
テレビも部屋の明かりも消して、寝室へ。
布団を二組並べて、電気を消して横になりました。
でも、布団に入って間もなく、夫が私の布団の中に滑り込んできました。
さっきの続きを、再開するように。
パジャマの上からまた胸を優しく揉まれ、大きくなった乳首を口に含まれて、舌で転がされたり吸われたり……。
「あっ……」と声が漏れると、夫は上から順にボタンを外し始めました。
やがて乳房が完全に露わになると、片方の乳房を手で揉みながら、もう片方を口に含んで丁寧に愛撫してきます。
「あ……いい……気持ちいい……」
私がそんな言葉を漏らすと、今度はパジャマのズボンの股のあたりに指が伸びてきました。
強く押さえられるだけで、パジャマの生地までじんわり濡れてしまうほど愛液が溢れていて……。
夫は静かに私の下着ごとズボンを脱がせました。
夫自身も大きく膨らんでいて、私の脚をM字に開かせ、太ももを押さえつけるようにして位置を合わせます。
「挿れるよ」
低い声で囁いて、ゆっくりと挿入してきました。
亀頭が入ってくる瞬間が、本当にたまらない。
まだ全部ではなく、カリのあたりまでなのに、もう気持ちよくて……。
ゆっくり奥まで入ってきて、ゆっくり半分ほど引き抜く、その繰り返し。
何度かそんな動きをされたあと、グッと一気に奥まで突き上げられて、
「あああっ! あぁ……いいっ……!」
思わず絶叫してしまいました。
その後も緩やかなピストンと、突然の激しい突き上げを交互に繰り返されて、
やがて夫は本気で腰を打ちつけてきました。
奥の奥まで何度も何度も突かれて、
「あっ あぁっ あぁあっ いく……いくぅ……!」
私も夫も同時に達して、熱いものが大量に注がれるのを感じました。
汗だくでぐったりする夫の横で、私も息を整えながら、愛液と精液でべっとりになった身体を落ち着かせました。
いつもこのあと片付けるのが面倒だけど、なんだかまだ物足りない気分でした。
そして、その次の日の夜。
夫を送り出したあと、掃除をしていたら、寝室に入った瞬間に昨夜のことがフラッシュバックして……。
何も触れていないのに、下着の中に愛液が流れ落ちてくるのが分かりました。
指を入れてみると、もうびしょびしょで、自分でも驚くほど濡れていました。
夕飯は一人だからと簡単に済ませて、夜が深まるにつれて暑くなってきて、窓を全開にしていました。
生ぬるい風が入ってくるけど、それでも閉めていたら息苦しいくらいの蒸し暑さでした。
夫は予定通り遅くなり、しかもいつもよりかなり飲まされて、帰宅したときにはもうフラフラ。
すぐに布団に入って、すぐに大きないびきをかき始めました。
私はその音が気になって、なかなか寝付けませんでした。
それでもだんだんウトウトしてきて、風が少し涼しく感じられるようになってくると、いびきも気にならなくなっていました。
どれくらい時間が経っただろう。
夜中、なんだか重苦しい気配を感じて目が覚めました。
唇に柔らかい感触があって、夫がまた求めてきたのかと思って目を細めた瞬間――
夫はいびきをかいたまま、隣の布団でぐっすり眠っていました。
「はっ!」
思わず小さな悲鳴を上げてしまいました。
すると耳元で低い声。
「静かにしてれば、傷つけないから。いいな?」
男の声でした。
窓から入ってきたらしい。
台風の夜で雨戸も閉めていなかった私の、完全な油断でした。
後悔したって、もう遅い。
夫を起こそうと小さな声で「あなたっ!」と呼びかけても、返事は深い寝息だけ。
男は私の唇に再び深くキスをしてきました。
なんだか……夫のキスの感触にすごく似ていて、つい抵抗する力が抜けてしまいました。
そのままパジャマの一番上のボタンに手をかけて、わざと生地を乳首に擦りつけるように動かしてきます。
それだけで乳首がカチカチに勃起してしまって……。
ボタンを一つずつ外されていくと、張りつめた乳房が露わになります。
男は手のひら全体で優しく、でもしっかりと揉んできました。
夫よりもっと丁寧で、柔らかくて……。
だんだん「この人なら……許してもいいかも」なんて、危険な考えが頭をよぎりました。
下腹部が熱くなって、愛液がまた溢れ出すのが自分でも分かります。
男はそれに気づいたのか、
「パジャマ、脱がせて」
と囁くので、私は少しだけズボンを下げました。
すると男は一気に下着ごと引き下ろしてきて……。
恥ずかしくて脚を閉じようとしたら、男は自分のズボンのベルトを外し、ファスナーを下ろしました。
パンツの中で、はち切れそうなほど大きく膨らんだものが、ピンと跳ねるように立っていました。
「枕、腰の下に当てろよ」
言われるままに腰を浮かせて枕を敷きました。
男はパンツを下ろすと、立派で脈打つようなペニスが露わになりました。
私の脚を大きく開かされ、まるで赤ちゃんのオムツ替えのような姿勢にされて……。
男の両手が太ももの外側を押さえて、完全に動けないように固定します。
ペニス先端が小陰唇に阻まれ、愛液で滑ってなかなか入らない。
ネチョネチョと愛液が糸を引くのが分かるほど濡れていました。
男は自分で位置を調整しながら、ゆっくりグググッと押し込んできました。
「はあぅっ……!」
思わず声が出てしまいました。
夫以外のもの。しかも夫のすぐ横で。
それなのに身体は十分に準備ができていて、大きな先端がゆっくりと沈んでいきます。
途中まで入っただけで、もう達しそうになって……。
我慢できずに、
「い、い゙ぐぅ゙ぅ゙……っ、おおぉ……っ」
と痙攣視ながら小さなうめき声をもらし果ててしまいました。
でも男は止まりません。
膣の上壁、子宮の少し手前の、夫には一度も触れられたことのない敏感な部分を、執拗に擦り続けてくるのです。
「あっ、そこっ、そこぅ……あぁっ、いい……!」
小さな声で、でも心の底から叫んでしまいました。
男はさらに私の両手を頭の上に持っていって押さえつけ、完全に身動きが取れないようにして、
奥深くまで何度も何度も突き上げてきました。
「こんなの……初めて……もっと、もっと犯して……あぁ、いい……!」
自分でも信じられない言葉が口から溢れていました。
激しく、何度も、何度も突かれ続けて、私が何度も達したあと、男も最後に勢いよく奥で射精しました。
熱くて、大量の精液が流れ込んでくる感覚に、また身体が震えました。
男の肩にしがみついて、背中に手を回して、余韻に浸っていると……
夫が寝返りを打った。
一瞬、凍りつきました。
男は静かに私の耳元で、
「また会いたいだろ? 連絡先、教えて」
と言いました。
私は震える手で、メルアドと携帯番号を教えてしまいました。
「昼間なら大丈夫だから……」
「雨戸くらい、ちゃんと閉めとけよ」
そう優しく言い残して、男は静かに去っていきました。
それから……何度か、会ってしまっています。
もちろん、夫には何も言えていません。
今でも、心のどこかで罪悪感と、止められない火照りが混ざり合ったままです。


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