都内のIT企業で働く23歳の俺にとって、最近の生活は少しずつ、予期せぬ色に染まり始めていた。
付き合って8ヶ月になる年上彼女・莉緒(りお)は、25歳。
美容系の派遣スタッフとして、ネイルやまつエクのサロンを転々としながら働くフリーター寄りの生活。
身長151cmと小柄で、華奢な体つき。胸はA~Bカップの間くらいで、服の上からでも「守ってあげたくなる」雰囲気が漂う。
顔立ちは本当に幼くて、大きなくりっとした瞳と、笑うとできるえくぼがたまらない。
俺はそんな莉緒に、初めて会った合コンの日から完全に落ちていた。
一方、大学時代のサッカー部で1年後輩だった翔太(しょうた)。
今は大学4年生、187cmの長身で、ストライカーとしてチームのエース。
肩幅が広く、鍛えられた体はTシャツの上からでも分かるほど。
顔は爽やかイケメンで、笑うと白い歯がキラッと光るタイプ。
女子マネージャーからもモテモテだったのに、なぜか彼女ができない。
「俺さん、マジで誰か可愛い子紹介してくださいよ?」と、
LINEでも飲み会でも何度も言ってくるので、
「じゃあ、莉緒の知り合いでも紹介してみようかな」と軽い気持ちで話したのが始まりだった。
莉緒は最初「どんな子か見てみたいし…」と慎重だったため、
「じゃあ3人でご飯でも行ってみる?」ということになり、
ある週末の夜、3人で都内のカラオケ店に集まった。
翔太が入ってきた瞬間、部屋の空気が一瞬止まった。
長身で、黒のシャツが似合いすぎる。笑顔で「遅れてすみませんでした!」と頭を下げると、
莉緒が思わず「あっ…」と小さな声を漏らしたのが、俺の耳にも聞こえた。
カラオケが始まって30分もしないうちに、莉緒のテンションは明らかに上がっていた。
「翔太くんって、めっちゃかっこいいじゃん! なんで彼女いないの? 信じられないんだけど!」
「私の周りの子に紹介したら、絶対みんな落ちるよ?! こんなイケメン見たことないもん!」
莉緒は目をキラキラさせて、翔太のことを褒めまくっていた。
俺は内心「まぁ確かに…」と思いながらも、
どこかで小さな棘のようなものが胸に刺さるのを感じていた。
その日は「じゃあ近いうちに誰か紹介するね♪」と莉緒がウキウキで約束して解散。
帰り道、莉緒は「翔太くんってほんと不思議だよね?。あんなにかっこよくて、優しくて、彼女できないなんて!」と、
俺の手を握りながらも、話題はほとんど翔太のことばかり。
俺は冗談めかして「まさか莉緒が惚れちゃったとか?」と言ってみたが、
莉緒は「えー! そんなわけないじゃん!」と笑い飛ばした。
でもその笑顔が、いつもより少しぎこちなく見えた気がした。
その日の夜、翔太からLINEが来た。
「今日はありがとうございました! 莉緒さん、めっちゃ可愛いですね! びっくりしました!!」
俺は「先輩を立てたお世辞だろ」と流して返信したけど、
どこかモヤモヤが残った。
それから1ヶ月ほど、3人で遊ぶ機会が何度か続いた。
カラオケ、ボウリング、居酒屋……。
最初は楽しかった。でも、だんだんと違和感が積み重なっていった。
ある金曜の夜、いつものように「翔太も呼ぼうか?」と聞くと、
莉緒が珍しく即答した。
「今日は…2人でいいかな。最近いつも3人だし、たまにはゆっくりしたいよ」
俺は「可愛いこと言うじゃん」と内心嬉しくなったけど、
その言葉の裏に、何か別の意図があるような気がしてならなかった。
そしてその週から、状況が急変した。
翔太からの返信が急にそっけなくなった。
「今日はゼミの発表準備で…」
「バイトが詰まっちゃって…」
週末に莉緒を誘っても「明日は早番だから…」「実家に帰らなきゃで…」と断られることが続いた。
2人とも同時に忙しくなるなんて、さすがに不自然すぎる。
疑念が膨らんだある土曜の深夜、
俺は勇気を出して莉緒に電話をかけた。
呼び出し音が鳴り続けるだけ。
結局繋がらず、深夜3時過ぎにようやく返信が来た。
「ごめん、寝てた…」
それだけ。
翌週末、俺は莉緒のマンションに突然行った。
インターホンを押す手が震えていた。
莉緒は少し驚いた顔をしたが、「俺くん! どうしたの?」と笑顔で迎え入れてくれた。
部屋の中をさりげなく見回したが、特に怪しいものは見当たらない。
ベッドもいつも通り。
ゴミ箱にも、洗面台にも、何もなかった。
「やっぱり気のせいか…?」
そう思いかけた瞬間、莉緒が「今日は生理でごめんね…」とエッチを拒否してきた。
いつもなら甘えてくるのに、今日は妙に素っ気ない。
俺は心を鬼にした。
莉緒が完全に寝入ったのを確認して、
そっとベッドから抜け出し、テーブルの上に無造作に置かれたスマホを手に取った。
トイレにこもって、震える指で画面を開く。
……パスコードロックがかかっていた。
付き合って8ヶ月。
今まで一度もロックなんてかかっていなかったのに。
「やっぱり……何かあるんだ」
俺は深呼吸して、莉緒の誕生日、よく使う数字、記念日……
何度か試した末、ようやく解除できた。
そして、LINEを開いた瞬間
トイレの狭い空間で、俺はスマホを握りしめたまま息を殺していた。
解除できたロックの向こうに広がるLINEの履歴は、想像の何倍も猥雑で、卑猥で、残酷だった。
スクロールするたび、莉緒と翔太のやり取りが次々と目に飛び込んでくる。
それはただの浮気なんかじゃなかった。
莉緒が積極的に、楽しげに、身体を差し出して悦びを貪っている証拠の山だった。
翔太「莉緒さんのフェラ、ほんとヤバすぎです…。今も口の中の感触思い出して、ビンビンに勃ってます(笑)」
莉緒「えへへ、嬉しい? 昨日も翔太くんの先っぽ、舌でチロチロしただけでビクビク跳ねてたもんね♪ また喉奥まで咥えて、全部飲んであげるから…待っててね!」
翔太「マジで? 明日もいいですか? 莉緒さんの口マンコ、クセになりそう…」
莉緒「もちろん! 翔太くんが我慢できなくなったら、いつでも舐めてあげる…」
翔太「莉緒さんの喘ぎ声、めっちゃエロくて…声だけでイキそうだった。「もっと奥まで突いて?」って言われた時、頭真っ白になりました(笑)」
莉緒「ふふっ、翔太くん早かったもんね(笑)でも可愛かったよ? 腰ガクガク震わせて、必死に耐えてる顔…最高に興奮した?」
翔太「次は絶対長持ちさせるから!莉緒さんの奥、今日も締まり良すぎて…すぐイっちゃったけど(笑)」
翔太「騎乗位で莉緒さんに跨がられて、腰振られまくった時…完全に負けたわ。フィジカル最強の俺が、こんな小さい子にイカされるとか…M覚醒しちゃったかも(笑)」
莉緒「翔太くん、意外とMだよね(笑)上から見下ろしながら、翔太くんの顔がイキ顔になるの見てると…私も濡れちゃう…下で犯されてる時、翔太くんが「莉緒さん、もっと…」って懇願する声、たまらないの」
翔太「莉緒さんの騎乗位、反則級ですよ…。おっぱい揺らしながら腰振り下ろして、俺の乳首摘んでくるの…もう抵抗できない(笑)」
莉緒「上だと私の方が強いもんね♪でも下でガンガン突かれると…毎回イカされちゃう…翔太くんの太いの、奥まで届きすぎて…頭おかしくなるよ…」
翔太「今度は下から莉緒さんをイカせまくりますよ。莉緒さんのマンコ、俺の形覚えちゃったみたいだし(笑)」
莉緒「覚えちゃった? 翔太くんのが入ると、すぐキュンって締まっちゃうの…もう彼氏のじゃ満足できないかも(笑)」
そして、最後に一番胸を抉った一文。
翔太「僕らのこと、先輩にバレてないですよね…?」
莉緒「大丈夫だと思う。番号交換してるなんて夢にも思ってないし。最近断ってるのも「生理」「バイト」って適当に誤魔化してるから(笑)」
翔太「莉緒さんのこと、本気で好きになっちゃったから…もう止められないです」
莉緒「私も…翔太くんの気持ちよさそうな顔とか、ビクビク震えるおちんぽ見てるだけで、興奮しちゃう…まさかこんなエロい関係になるなんて…でも、止められないよね(笑)」
俺の視界が赤く染まった。
怒り、屈辱、悲しみ、すべてが混じり合って、胃がねじれるような痛みになった。
莉緒が自分に隠れて、こんなにも淫らに、楽しげに翔太を貪っていたなんて。
自分が「誰か紹介してあげる」と軽く言った相手に、
彼女の身体も、心も、性欲のすべてを明け渡されていたなんて。
その夜、莉緒を叩き起こして全てをぶちまけた。
莉緒は最初「違うよ! 誤解だよ!」と泣き喚いたが、
スクショを見せられた瞬間、顔から血の気が引いた。
「ごめん…翔太くんが…優しくて、大きくて…つい…」
それだけ繰り返す莉緒を、俺は冷たく見下ろした。
「もう終わりだ」
翌日、翔太に事実を突きつけた。
グループLINEで「二度と顔を見せるな」と一言だけ送り、
翔太は既読スルーのまま、数日後にサッカー部を退部した。
莉緒とは当然別れた。
別れ際、莉緒は「ごめんね…」と泣いていたが、
俺の心には、もう何の温もりも残っていなかった。
今でも時折、思い出す。
あの時、翔太の顔面に一発、思いっきり拳を叩き込んでおけばよかったと。
でも、結局そんなことをしても、
失った信頼と、汚された記憶は戻ってこない。
本当に、苦い思い出だ…

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