郊外にあるちょっと古めのスイミングクラブで、大学生の頃にアルバイトをしていたことがある。
といっても、自分は水泳の競技経験なんてほとんどなく、体育会系のガチ勢でもなかったから、表舞台のインストラクターなんて大役は任されず、完全に裏方の雑用担当だった。
受付窓口で会員さんの対応をしたり、プールサイドや更衣室の清掃をしたり、レッスンで使う浮き輪やビート板などの道具を運んだり出したり
要するに、何でも屋のようなポジションだ。
そのクラブには、たまに大会に出場するような本格的な競泳選手も所属していたけど、平日の日中はほとんどがシニア層や専業主婦、それに妊婦さん向けのアクアビクスや、乳幼児と一緒に楽しむベビースイミングの教室がメインだった。
夕方になると学校が終わった小中学生がわらわらと押し寄せてきて、夜遅くになると仕事帰りのサラリーマンやOLさんが疲れた体をほぐしにやってくる。
そんな感じで、施設自体は朝早くから深夜近くまで営業していて、裏方スタッフは基本的に早番と遅番の二交代制だった。
当時まだ学生だった自分は、授業のスケジュールの都合で遅番、つまり夕方から閉館までのシフトに入ることが多かった。
大学の講義が早く終わった日には、ちょっと早めにクラブへ出勤して、引き継ぎの時間まで暇を潰すのが常だった。
ジムエリアのトレーニングマシンで軽く汗を流したり、誰も入ってこない倉庫の隅でこっそり仮眠を取ったりして、のんびりと時間を過ごしていた。
特に自分のお気に入りだったのが「第二倉庫」と呼ばれる場所だ。
そこには普段あまり使わない大型のマットや長椅子、古い記録掲示板なんかが雑然と置かれていて、スペースもそれなりに広かった。
月に一度の記録会やイベントの準備期間以外はほとんど人が出入りしないため、静かで落ち着いていた。
室温もエアコンで一定に保たれていて、プール特有の湿気とほのかな塩素の匂いが漂うのを我慢すれば、仮眠を取るには最高の隠れスポットだった。
その日も、いつもより少し早めに出勤した自分は、第二倉庫の奥でぐっすりと眠りについていた。
記録掲示板をパーテーション代わりに並べて簡易的な個室っぽく仕切り、大型のマットを何枚か重ねて即席のベッドを作り上げて自分なりに工夫を凝らした快適空間で、心地よくうとうとしていたんだ。
すると、突然、倉庫の重い鉄製ドアがギィッと音を立てて開いた。
「……ん?」
寝ぼけ眼で体を起こしたが、掲示板の壁が邪魔で外の様子はよく見えない。
「大丈夫ですか? すぐにマットを敷きますから、こちらへどうぞ」
聞き覚えのある落ち着いた男の声。
それは、インストラクターの佐藤さんの声だった。
佐藤さんは学生時代に全国大会で上位入賞を果たした実力者で、惜しくも怪我で競技生活を断念したあと、このクラブでコーチに転身した人だ。
年齢は二十代後半くらいで、背が高くて日焼けした健康的な肌、爽やかな笑顔がトレードマーク、まさに「スポーツマン系のイケメン」という言葉がぴったり似合うタイプだった。
特に主婦会員さんたちの間では人気が高く、レッスン予約がすぐに埋まってしまうほどだった。
「すみません、急に足がつっちゃって……迷惑をおかけしてしまって」
続いて聞こえてきたのは、ちょっと上ずった女性の声。
マットの上で体を伸ばし、掲示板の隙間からそっと覗いてみると、そこにいたのは、佐藤さんが担当している平日昼間のクラスに通う会員さんだった。
名前は正直覚えていなかったけど、顔はすぐにピンときた。
なんというか、目立つ美人さんだったからだ。
女優でいうなら「石原さとみの少し大人になったバージョン」みたいな、柔らかくて上品な雰囲気の素敵な人。
推定三十代前半くらい。
平日昼間のレッスンに通っているということは、専業主婦かパートタイムの主婦だろう。
「うちの子が……」と窓口で話していた記憶がぼんやりと残っている。
クラブのルールで泳いでいるときは化粧を控えてもらうことになっていたから、基本的にすっぴんでレッスンを受けているはずなのに、それでもこれだけ整った顔立ち、素顔の地力が相当高いんだろうな、と思った。
その女性(ここでは仮に「さとみさん」と呼ぶことにしよう)は佐藤さんの肩を軽く借りながら倉庫の中に入ってきた。
そして佐藤さんが急ごしらえで敷いたマットの上で、ゆっくりと腰を下ろした。
どうやらレッスン中に足がつってしまったらしい。
あの痙攣は本当に痛いんだよな……と、他人事ながら同情してしまう。
佐藤さんは慣れた手つきでさとみさんの足首を優しく固定し、すぐにマッサージを始めた。
倉庫の中は物がごちゃごちゃと置かれていて視界が悪いせいか、掲示板の向こう側で息を潜めている自分の存在には、二人とも全く気づいていない様子だった。
「では、ゆっくり伸ばしていきますね。痛かったらすぐに言ってください」
「は、はい……あっ……!」
淡いネイビーの競泳水着が白い肌に映えるさとみさんは、中肉中背ながらウエストのくびれがしっかりあって、女性らしい丸みを帯びた魅力的なスタイルだった。
特に長い脚は、健康的でほどよい肉付きがあって、熟女好きじゃなくてもつい目を奪われてしまう。
今は仰向け気味に上半身を起こし、片方の脚を投げ出すような姿勢で座っている。
その脚の上に佐藤さんが腰を下ろし、ふくらはぎやスネの筋肉を丁寧に、しかし力強く揉みほぐしていく。
膝まわりから太股へ、そして特に内股のあたりは、なんだかやけに時間をかけて念入りだ。
(へえ、マッサージってそういう部分まで触るんだ……ちょっと役得だな)
なんて、ちょっと下世話なことを考えながら、息を殺して覗き続けていたら、次第に空気が変わってきたことに気づいた。
「脚の付け根がかなり張ってますね。もっと力を抜いて、リラックスしてください」
佐藤さんが優しく声をかけると同時に、太股の最も上部、水着の股部分のすぐ近くを、両手で包み込むように押さえながら揉み始めた。
「は、はい……」
さとみさんの声が、わずかに上ずっている。白かった頬がほんのりと桜色に染まっていく。
それにしても、自分の覗いている角度から見ると、佐藤さんの人差し指が、水着越しにさとみさんの敏感そうな部分に軽く触れているように見える。
股の肉を絞り上げるような動きのたびに、その指先がクイクイッと小刻みに動いていて……
さとみさんは顔を少し横に逸らし、唇を噛むようにして耐えている風だったけど、嫌がっている様子はまるでない。
むしろ、どこか受け入れているような雰囲気すら漂っていた。
もちろん、ここで「やあ、どうもー!」なんて顔を出したりしたら台無しだ。
奥の暗がりで完全に息を潜めている自分に気づかれていないまま、佐藤さんは反対側の脚に移り、同じように丁寧なマッサージを始めた。
今度は体の陰になって細かい動きまでは見えにくいけど、太股のあたりに手が来た瞬間、さとみさんは頬をさらに赤らめて、大きく深く息を吐いたのが分かった。
「それじゃ、最後に簡単なストレッチをしましょう。横になってリラックスしてください」
「あ、はい……」
さとみさんがマットに仰向けに寝転がると、佐藤さんは彼女の片方の脚を軽く折り曲げ、それを自分の胸元に抱え込むような形で体重をかけていく。
伸ばしたり曲げたりを何度か繰り返すうちに、さとみさんがもぞもぞと体をくねらせるのがはっきり分かった。
(何やってるんだ……?)
ここからだと佐藤さんの大きな体が邪魔で、肝心な部分がよく見えない。
佐藤さんは身長が185センチ近くあって、今でも現役さながらに鍛え上げているから、肩幅もがっしりしていて視界を完全に塞いでしまうんだよな。
ようやく反対側の脚のストレッチに移ったとき、ようやく隙間から見えた。
さとみさんの脚を抱えて体重をかけながら、佐藤さんの右手は自然な流れで彼女の股間にぴったりとフィットしていた。
「はい、息をゆっくり吐いて……リラックスして」
そんな風に優しく指示を出しながら、水着越しに敏感な部分を、親指と人差し指、中指の三本で摘まむように、押し込むように、じっくりと揉みほぐしている、というより、もう明らかに愛撫に近い動きだった。
その刺激に合わせてか、さとみさんは言われた通りに「ああ……はぁ~……」と、甘く掠れた吐息を漏らしていた。
「それじゃあ、次は脚をまっすぐ伸ばした状態でストレッチをしましょう。リラックスしてね」
佐藤さんは穏やかな声でそう告げると、さとみさんが仰向けのまま伸ばした片方の脚を優しく持ち上げ、ゆっくりと開脚させるような体勢に移った。
女性の体って本当に柔軟だなあ。
自分だったら、こんな風に脚を広げて体重をかけられただけで、ハムストリングの筋が何本もブチ切れそうなくらい痛くなりそう(笑)。
でもさとみさんは、佐藤さんが軽く上から圧を加えても、ほとんど抵抗なく脚が開いていく。
その瞬間、さとみさんが小さく首を振って「あっ、ああぁ……」と、甘く掠れた声を漏らした。
(ん? なんだろう……)
最初はストレッチの痛みかと思ったけど、反対側の脚に移ったときにようやく事情が分かった。
佐藤さんは、体重をかけながら体を支えるという自然な動作を装って、仰向けのさとみさんの胸元に手を置き、指の腹で、水着越しに乳首のあたりをそっと、しかし確実に擦るように刺激していたんだ。
さらに下半身では、広げられた股間に自分の下腹部をぴったりと押し当て、微妙に腰を前後にグラインドさせる動きを加えている。
そのたびに、さとみさんの唇から切なく熱い吐息がこぼれ落ちる。
佐藤さん自身も競泳用のブーメランタイプの水着を着ていたけど、前部分はもう限界まで膨張していて、はち切れそうなくらい張りつめていた。
水着越しでもその輪郭がくっきり分かるほどの勃起で、さとみさんの股間を優しく、しかし執拗に擦り続ける。
刺激を受け続けるさとみさんは、頬を真っ赤に染め、瞳を潤ませて恍惚とした表情を浮かべていた。
体勢だけを見れば、まるで松葉杖のような体位で深く繋がっているかのように錯覚してしまうほど密着している。
熟女に特別な興味はないと言っていた自分だけど、この生々しい光景にはさすがに体が反応してしまった。
下半身が熱くなって、ズボンの中で痛いくらいに硬くなっていた。
「最後に、上半身も軽くほぐしておきましょうか」
佐藤さんがそう提案すると、さとみさんをマットに座らせ、自分の背後に回り込んだ。
さとみさんはまだ息が上がっていて、肩で小さく喘ぎながら頬を紅潮させている。
佐藤さんはまず普通に肩や腕を揉みほぐし、時折腕を後ろに回してストレッチを加えながら、その動作の合間に、硬く膨張した自分の股間を、さとみさんの背中や肩のあたりにさりげなく押し付けるようにしていた。
さとみさんは嫌がるどころか、むしろ体を預けるようにして、うっとりとした表情でそれを受け入れている。
「水着がちょっと動きづらいですね。肩のストラップだけ外してもいいですか?」
「え……でも……」
さとみさんが一瞬戸惑って、チラリと倉庫のドアの方に視線を向けた。
佐藤さんは小さく微笑んで頷くと、立ち上がってドアの内鍵をカチャリとかけた。
これで完全に二人きりの密室、まあ、自分が奥に隠れているのは別として。
佐藤さんは再び背後に座り直し、水着の肩ストラップに指をかけると、手早くさとみさんの両腕を抜き取った。
肩から上半身がむき出しになったさとみさんは、恥ずかしそうに視線を下に落としたまま、抵抗する様子もない。
佐藤さんは片手で腕や肩を丁寧に揉み続けながら、もう一方の手をゆっくりと胸元へと滑らせていく。
最初は水着越しに全体を優しく撫で回し、乳首のあたりを指先でクリクリと円を描くように刺激していたが、やがてその指を水着の縁に差し込み、まるで当然の流れのように上半身の布地をペロリとめくり下げた。
あまりに自然でスムーズな動作だったので、覗いている自分の方が「えっ、マジで?」と驚いてしまったくらいだ。
さとみさんも「きゃっ!」と小さく声を上げたものの、水着を直そうとする素振りは全く見せず、むしろ身を委ねるように目を閉じている。
上半身が完全に露わになったさとみさんの胸は、競泳水着越しに見たとき以上に迫力があった。
サイズはDカップかEカップくらいだろうか。
三十代らしい熟れた丸みと柔らかさをたたえていて、先端の乳首は淡いピンクがかった色合いで、ツンと上向きに尖っている。
佐藤さんが背後から両手でその乳房を包み込むように揉みしだき、指先で乳首を摘まんで優しく転がすと、さとみさんはもう完全に理性を手放した様子で
「ああ……あぁん……」と甘い声を次々に漏らし始めた。
その頃、佐藤さんの水着の前部分からは、黒く太長い肉棒がすでに飛び出していた。
さとみさんは後ろ手にそれをそっと握ると、体をくるりと反転させて向き直り、佐藤さんのブーメラン水着をさらに下げて完全に露出させた。
テカテカと光る大きな亀頭を、ゆっくりと、まるで味わうように口に含んでいく。
佐藤さんのそれは……正直、かなり立派だった。
長さは20センチには少し届かないくらいかもしれないけど、太さとカリの高さが異常で、角度も上反り気味に鋭く反り返っている。
根元にぶら下がる玉袋も重々しく、男らしさを強調していた。
さとみさんはその大きな亀頭を咥えるだけで精一杯といった様子で、懸命に舌を這わせている。
やがて佐藤さんはさとみさんを再びマットに横たえると、自分の水着を完全に脱ぎ捨て、続けてさとみさんの水着も脚からスルリと引き抜いた。
全裸になったさとみさんの体は、本当に美しくて綺麗だった。
下腹部の陰毛は丁寧に手入れされているようで、中央に細い帯状に行儀良く生え揃っているだけ。
全体のラインが滑らかで、肌の白さが際立っていた。
二人はマット上で全裸のまま抱き合い、濃厚でねっとりとしたキスを交わし始めた。
さっきまで受け身だったさとみさんのほうが、今は積極的に舌を絡め、佐藤さんの首に腕を回して深く求めている。
佐藤さんはプリンと揺れる豊満な乳房を口に含みながら、片手をさとみさんの股間へと滑らせていく。
「いや……ああんっ!」と悶えながらも、さとみさんは自分から腰を浮かせてその指を迎え入れる。
指を出し入れするたびに、クチュクチュと湿った音が倉庫の静寂に響き、こちらまでその淫らな響きが伝わってくるようだった。
「ねえ……どうして欲しい?」
佐藤さんの意地悪く低い声に、さとみさんは口を半開きにしたまま首を小さく振るだけ。
佐藤さんはにこりと笑うと(こっちからは見えなかったけど)、正常位の体勢に移り、さとみさんの両脚を大きく広げて、そのまま黒く逞しい肉棒をゆっくりと挿し込んでいった。
「いや゙ぁ゙ぁ゙!!!」
さとみさんの口から、悲鳴に近い高い声が飛び出した。
この倉庫はプールサイドの事務室とは反対側にあって、普段ほとんど人が通らない場所だけど、それでも外に声が漏れやしないかと、覗いている自分がハラハラしてしまうほどだった。
マットの上で全裸になって脚を広げる、普段は清楚で上品な美人妻。
その秘部に、筋肉質で逞しいインストラクターの巨大な肉棒が深く沈み込み、ダイナミックに腰を打ち付ける姿、他人のセックスを生で目撃する機会なんて滅多にないけど、佐藤さんのそれは本当に迫力に満ちていた。
がっしりした体躯、隆々と盛り上がった筋肉、腰を振る一つ一つの動きがまさに「体育会系」の本気モード。
AV男優の演技なんて、少なくとも見た目の迫力では到底敵わない。
さとみさんも決して小柄ではなく、身長は163センチくらいはあるのに、座位に移って激しく腰を上下させられながら佐藤さんの首にしがみつき、唇を貪る姿は、完全に支配され、従順になった牝の表情だった。
いつもの穏やかで優しい主婦のイメージからは、到底想像もつかないほどの淫乱さだ。
正常位と座位で何度もイカされ、すっかり放心状態になったさとみさん。
佐藤さんはそのしなやかな体をくるりと裏返し、四つん這いの体勢にさせると、白く丸みを帯びた尻を高く持ち上げさせ、後背位で再び深くズブリと挿入した。
さとみさんのヒップは、本当に魅力的だった。
白くて柔らかそうで、程よい大きさと形、三十代の熟れた尻の最高峰と言ってもいい。
あれを見た瞬間、自分の中で「熟女も悪くないな」と心が揺らいだくらいだ。
ギンギンに反り返った肉棒を根元まで挿し込まれた瞬間、さとみさんは「ひぃっ!」と甲高い声を上げた。
佐藤さんは両手で垂れ下がる乳房を鷲掴みにし、乳首を摘まみながら、激しく腰を打ち付ける。
さとみさんは泣きそうな、笑いそうな、白目を剥きそうな、完全に理性を失った表情で、マットに顔を埋めながら喘ぎ続けていた。
「あぁ、ヤバい……もうイキますよ!」
「うん…きて……きてぇ……ちょうだい!!」
もう正気とは思えない。佐藤さんが腰の動きをさらに加速させる。
さとみさんはマットに突っ伏すような体勢で背中を弓なりに反らせ
「ゔぐ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙…」と獣のような声を上げながら、全身を何度もビクビクと痙攣させた。
その尻を両手でがっちり抱えたまま、佐藤さんの筋肉質な尻がビクン、ビクンと脈動する。
(うわ……完全に中出しだ……)
自分は激しく興奮しながら、心の中でただただ感嘆していた。
それから五分ほど、さとみさんは四つん這いのままぐったりと項垂れ、まるで精根尽き果てたような様子だった。
全身が小刻みに震え、肩で荒い息を繰り返している。
マットに突っ伏した顔は汗で髪が張り付き、目は虚ろに遠くを見ている、完全に深い陶酔の余韻に浸っているのが分かった。
セックスそのものは時間にして三十~三十五分くらい、マッサージから含めても四十五分程度だったと思うけど、それでここまでとろけさせるなんて、佐藤さんのテクニックは相当なものだなと感心してしまった。
さとみさんの股間からは、トロリとした愛液と白濁した精液が混じり合ったものがゆっくりと太腿を伝って流れ落ちていて、その生々しい光景がさらにエロさを際立たせていた。
白い肌に映えるその滴りは、まるで二人の激しい交わりの証のように淫靡で、覗いている自分の方が息を詰めて見入ってしまった。
やがて佐藤さんが「さあ、そろそろ行きましょうか。レッスンの後片付けもありますし」と穏やかに声をかけると、さとみさんはようやくけだるそうに体を起こし、散らばった水着を拾ってゆっくりと着始めた。
手が少し震えているのか、ストラップを通す動作もどこかぎこちない。
それでも、なんとか着終えて立ち上がると、部屋を出る直前、彼女の方から佐藤さんにすっと近づき、腕を回して深く抱きついた。
そして、まるで恋人のように、いや、それ以上に貪るような濃厚でねっとりとしたキスを交わしたんだ。
唇を重ね、舌を絡め、時折小さく甘い吐息を漏らしながら、あの清楚な主婦があんなに積極的でエロティックなキスをするなんて、想像もしていなかった。
数分は続いただろうか。その光景が強烈に印象に残っている。
一方の自分はというと、最初から最後まで掲示板の陰で息を殺して覗き続けていたから、その場で処理するわけにもいかず、下半身が痛いくらいに張りつめていた。
二人が倉庫を出て行ってから、慌てて近くのトイレに駆け込み、二回連続で抜いたのは言うまでもない。
おかげで引き継ぎの時間に少し遅刻してしまい、先輩に軽く叱られたっけ。
引き継ぎを終えて窓口に戻ると、ちょうど着替えを済ませたさとみさんが帰るところだった。
化粧を直した顔を改めて見ると、やっぱり清楚で品の良い美人奥様だ。
昼間のレッスン中のすっぴんも綺麗だったけど、薄化粧するとさらに気品が加わって、近寄りがたいほどの美しさがある。
自分はいつものように、事務的なトーンで「お疲れ様でした」と声をかけた。
すると、さとみさんはにっこりと柔らかい笑みを浮かべて「どうも」と軽く会釈を返してくれた。
その瞬間、目が少し潤んでいて、頬にまだ薄い紅潮が残っているように見えたけど、まあ、激しい運動の後だから、気のせいだろうと思った。
佐藤さんにしても、倉庫でのあの激しい行為の後とは思えないほど、いつも通りの爽やかな笑顔で夜の成人コースの指導に入っていた。
あれだけ本気で腰を振りまくったら、自分だったら一時間は立ち上がれないくらいヘトヘトになるはずなのに、さすが現役時代から鍛え上げられた体は違うな、と素直に感心した。
特に後日談らしい後日談はない。
というか、あの出来事の後も、自分は第二倉庫での仮眠を日課にしていて、何度かまた同じような場面に遭遇したんだ。
佐藤さんが女性会員を連れて入ってくることがあり、さとみさんと一緒のときもあれば、別の生徒さんと一緒のときもあった。
時間帯や雰囲気からして、みんな平日昼間のクラスに通う主婦層だろうけど、どれも容姿端麗な上玉揃い。
明らかに選りすぐりの美人ばかりで、佐藤さんの審美眼の高さに驚いた。
おかげで、自分の中に「年上の女性も悪くないな」という新しいズリネタが大量に追加された(笑)。
ネットの掲示板とかで「脅して金を取れ」とか「ネタに女を脅せ」なんて無責任に書き込む馬鹿がいるけど、そんな下劣なことは絶対にできない。
あんなに素晴らしい、滅多に見られない生のエロスをタダで見せてもらったのに、恩を仇で返すような真似は考えもしなかった。
相手の女性たちも、さとみさんをはじめとして本当に魅力的な人妻ばかりだったけど、それを種に無理やり関係を迫る気なんてさらさら起きなかった。
むしろ、あれだけ激しく、完璧に女を堕とす佐藤さんのセックスを見せつけられたら、同じ女性を抱くなんて気後れしてしまう。
自分じゃ絶対に満足させられないだろうな、と思ってしまったくらいだ。
心配だったのは、逆にクレームや噂が立って佐藤さんがクビになることだった。
彼は本当に面倒見が良くて、会員さんからもバイト仲間からも評判が良かったから、変なトラブルで辞めたりしたらクラブ全体が困るなと思っていた。
でも、幸いなことに自分がバイトを辞めるまでの数年間、そんな性的な問題が表面化することは一度もなかった。
あの様子からすると、午後の女子中高生クラスや夜のOLさんたちの中にも、何人かは佐藤さんに「特別指導」された人がいたのかもしれない。
ただ、自分の仮眠タイムは昼間?夕方がメインだったので、その辺の夜の部は知る由もない。
まあ、佐藤さんみたいなイケメンで鍛え抜かれたスポーツマンなら、ヤリチンなのは当然というか、むしろ当然の権利みたいにすら思える。
フツメンの自分たち凡人と比べるのもおこがましいし、ネットで嫉妬丸出しで叩いてる奴らの方が「自分の分をわきまえろよ」と言いたくなるくらいだ。
もちろん、死ぬほど羨ましいんだけどな(笑)

コメント